なんくるないサー 2008.06.24

家から車で10分ぐらいのところに、「ちゅらやー」と言う名の沖縄物産のお店があります。
そこではゴーヤーやオリオンビールを売っているだけではなく、
大きなお鍋にテビチ(豚足の煮込み)やソーキ(豚ばらを煮込んだもの)を一杯に作っていて
量り売りしてくれます。そこで美味しいソーキそばを食べる事もできます。
名古屋にも色々と沖縄料理屋さんがあるけれど、
たぶん、ここの沖縄料理の惣菜は一番美味しいと思います。
家に戻って、そこで買った惣菜や
ソーキそばを食べて元気を取り戻します。
それまで抱えていた「とーちゃん」の病気の事や
そんなとーちゃんを憂うかーちゃんをどうか元気にしてあげたいと思うことや色々…。
思わずため息をつきたくなる日があったけれど、
泡盛飲んで「なんくるないサー」って心の中でつぶやくと、
それだけで心が楽になります。

なんくるないサーは、私のおばあがよく使う言葉です。
困ったな、辛いなと思ったとき、くよくよ考え込まないで
なんくるないサー(なんとかなるさ)と思うようにすると
そんなに悩まなくても良い。
沖縄の古い人は、昔からいっぱい辛いことを経験したので
みんな「なんくるない」気質の人が多いみたいです。
おいしいもの食べて、
のんびりして、いつもよりだらだらしてね。
この数週間色々あったけれど、以前にも増して家人は優しいです。
もう少し落ち着いたら、ゆっくり休ませてあげたいです。
ねっ、なんくるないサー。
梅雨の晴れ間に 2008.06.09

いつもより少し早めの梅雨。
先週はずっとずっとすっきりしない天気。
おまけに週末にとーちゃんが(義父)病院に運ばれて、
何ともすっきりしない。
とーちゃんの頭の中も、これまたすっきりしない。
どこか霞がかかっているようで、
私を見ては曖昧な笑みを浮かべてる。
冷たい嫁さんと言われるかもしれないけれど、
私は「だいじょーぶぅ?」と、とーちゃんに聞くことはしない。
あまりいつもと態度を変えずに、「よう!」と挨拶してる。
この前も病院に運ばれたけど、
今度はちょっと長居しそうだ。
まあ、気長に見守ろう。

病院からの帰り道、前から気になっていた喫茶店へ。



おばあちゃんがお店の御主人。
日曜の昼は暇なのか、一人でチキンピラフとインディアンスパゲティーを作ってた。
どちらも懐かしい味。
会計を済ませるとき、マッチが置いてあるのに気づいて、もらえますかと
訪ねたら、「どーぞどーぞ一つでも二つでも」と快く2つ下さった。
「このお店、古いですね。でも、凄く良いです。美味しいですし」と言ったら
おばちゃんは「もう40年にはなりますの、ほほほほ」と。
まだまだ続けて欲しいな。これからも通いたいからさ。
.................................................................................
ご無沙汰しておりました。
旅に出てたり、仕事で忙しくしていたり、とーちゃんを見舞ったりと
ちょっと色々やっておりました。
私は元気です。未だに花粉症に苦しんではおりますが。
このお店のマッチ箱、良い雰囲気です。
アートフェスタ その2 2008.05.05

その後は、今回のライブを主催して下さった方々と一緒にお茶を頂きました。
廃校になっても、地元の人たちが丁寧に教室を残してくれています。
磨かれた木の廊下、きれいに生けられた花、白い壁。
校舎の中を歩いていると、とても懐かしい気持ちになります。
元は図書室だった教室で、小さなカフェを開いてます。
美味しい珈琲、桜餅もついて。地元で採れた山菜のおこわ。
「おつかれさま」とご馳走になりました。ライブの間、殆どのまず食わずでやっていたので
ここで頂いた物全てが美味しかったです。
小さく映っている二人、学生時代に戻ったような良い笑顔です。
学校を出るとき、カフェの奥様から山菜を頂きました。
その日の夜、泊まった先でその山菜をてんぷらにして、ビールと一緒に頂きました。
本当は自分達だけ帰ろうかと思ったのですが、そのままこの町で泊まることにしました。
おかげですっかり気が楽になって、バンドメンバーと夜遅くまで遊びました。
このところ、ずっとずっと忙しくしていたので、ようやくほっと一息ついた感じです。
翌日、道路の渋滞を避けて、早朝に宿を発ちました。


家についてから昼過ぎまで、二人して寝てました。
その後、夜は頂いた山菜を使ってサラダにしました。写真に載せた藍色の染めがきれいなお皿は、アートフェスタで手に入れたものです。
バジルの入ったトマトソースのパスタをお皿に盛って、山菜は塩茹でにして塩コショウを振って食べました。
楽しかったね。
これ(山菜)美味いね。
そんな話をしながら夕食を楽しみました。
アートフェスタ その1 2008.05.05

山間の田舎で「アートフェスタ」と言うお祭りがありました。
廃校になった校舎や体育館を利用して、地元で活躍する作家さん達が色々なジャンルで出展するのです。
パッチワークに陶芸にリースに写真展、廃校になる前にそこで教鞭をとっていた先生の個展。
他にも色々と催し物がある中で、私たちのジャズバンドもそこでライブをやらせてもらいました。
楽器を軽トラックに乗せて体育館へ搬入しに行ったら、こんなポスターがはってありました。
誰かさんが即興でこさえてくれたポスター。
「アートフェスタ」の「ス」が抜けていて、慌てて書き足したような感じ。
手作りの味があって良いですね。


観光地でも無い小さな山郷の体育館。果たして、ここにお客さんは来てくれるのでしょうか。
それにジャズなんて聴いてくれるのかな。
はじめはそんな不安もあったのですが、予想以上にお客さんが集まってくれました。
日ごろはきっと演歌がお好きなおばあちゃんが目を瞑って聴いてくれました。
小さな赤ちゃんを抱いたお父さんが、赤ちゃんをあやしながら気持ちよさそうに体を揺さぶってました。
三歳の小さな男の子も、少しの間じっと黙って聴いてくれました。
2年前にも、ここでライブをやりましたが、その時よりは良い演奏ができたような。
アンコールの声もかかって、最後は盛大な拍手を頂きました。
うん。何とか無事に済んで良かった、良かった。
元気でやってるよ 2008.05.03
山小屋、ふたたび。 2008.03.29

三月さくらの、まだつぼみの頃、
私達は久しぶりに山の峠を越えた一軒の山小屋で祝杯をあげていました。
去年の暮れ、雪が降る前に閉じた山小屋。
それまで週末だけ営む喫茶店でしたが、去年でそのお店はおしまい。
それでも御主人は、春になったら、山小屋を明けてくれると言ってくれました。
今度は喫茶店ではなくて、私達が音楽やって酒飲んで騒げる場所として。
少し前まで、まだ冬の顔をしていた山里も、この日はとても穏やかで暖かい。
久しぶりに皆と顔をあわせて乾杯。

飲み終わったら、さあはじめるか。
お月さんもきれいだなあ。

テーブルの下にしっぽを丸めてうずくまる犬、偶然小屋を訪ねてきてくれた方の犬。
部屋中に鳴り響くジャズの音に、ちょっと怯えてる。
おいおい、そんなに怖がりなさんな。
少ししたら慣れたのか、犬はじっとこちらの様子を伺ってた。
耳をぴんとたてて、じっと、じっと。
喫茶ロアール 2008.02.18
以前から気になっている喫茶店があります。
踏切を越えてすぐ近くにある二階建ての建物は、西日色に焼け、
ひっきりなしに往来する電車の振動で窓の枠が少し下がっている…そんなひどく古ぼけた店です。
店の名前は「ロアール」。何とも風情のある、文学的な響きです。

店は二階にあり、細長いレンガの階段を上がっていくと、
赤い扉の入り口にたどり着きます。
気が向くたびに階段を伝って扉の前まで行くのですが、
そこから先は足を踏み入れた事がありません。
なぜならば、行く度にそこは店が閉まっているからです。
扉にはめこまれた飴色のガラス窓からは、
床に放られた数日分の新聞紙と、枯れかけた観葉植物、
そしてテーブルの上に置かれたままのライターが。
それは覗くたびに、微妙に見える物や位置が変わります。
もう店を閉じて久しいのかもしれない、
それとも、夜になれば、ひっそりと店を開けているのかもしれない。
(階段下の看板には朝から昼1時までって書いてあるけど)
この二階の窓辺から、赤い列車が通過するのを見てみたい。
きっと受け皿の上で、カップはかたかたと小刻みに震えるんだ。
そしてその度に、珈琲は深い香りと共に表情を変えるんだ。
そう思ったら、どうしてもお店の事が気になってしまいます。
道を挟んだ真向かいに、こじゃれたカフェがあるので、
そこで珈琲を飲みながら店の様子を伺うことにしました。
春に来て、夏に来て、秋にも来て、冬にもやっぱり来て。
同じ席から店の様子を眺め続けました。
そうしているうちに、建物の下にはラーメン屋ができ、そして少しも経たないうちに
ラーメン屋はつぶれ、代わりに宝くじ売り場になりました。
だけど、二階の店はそのまま。何も、何も変わりません。
やっぱり、この喫茶店はつぶれてしまったんだな。
と、すると、もうここへ通う意味も無くなるかな。
そう思ったある日、二階の窓を何気なく見ていたら、いつもは閉まっているカーテンが
半分だけ開いている事に気づきました。
これはどういう事なんだろう。店の主人が久しぶりに店を開けて
換気でもしたのだろうか。それともいよいよ店を取り壊すか、どこか他の店舗でも入るのだろうか。
まだまだ、観察する必要がある様です。
時計屋さんのパン 2007.10.31

以前から気になっていた店がありました。
いつも仕事から帰る時に、そのお店の前を通ります。
そこは昔から時計屋をやっていて、今も続けられてますが
店の扉の前に小さく「天然酵母パン」と書いてあるんです。
それも月曜日と金曜日だけ。
気づいたのは、今年の6月。小雨が降る夕方でした。

なんで?
なんで時計屋なのに…パン?
何度かその店の前を通って、先週、やっとその店に入る事ができました。
時計屋さんだけど、本当にパンを売っていました。
天然酵母のパンです。時計屋の御主人が趣味で作っていて
娘さんが販売しているんです。
ちゃんと「お楽しみカード」なんてのも作ってありました。
このお楽しみカード、とっても趣のあるカードです。
よく見ると、「小塚時計店 製パン部」と書かれてます。
時計屋さんの、製パン部。何だか夢があって良いです。
しかしパンは夢の様にふわふわとしたものではなくて、
噛み応えのある、風味豊かなパンです。

その日買ったパンは、ジャガイモのポタージュと一緒に食べました。
パンをかじって、ちょっとスープに浸して、またパンをかじって、
噛めば噛むほど味わいのあるパンでした。
また金曜日になったら、パンを買いに行こうと思います。
できたら今度は腕時計も持って行こうと思いました。
動かなくなって数年経ったネジまき時計です。
時計も使えるようになったら、もっと嬉しいなと思います。
ちなみに、この時期のオススメは「りんごのパン」です。
紅玉の甘酸っぱい味がするパンです。どうかな?今度の金曜日もあるかな?
梅雨空の間に 2007.07.06



はじめてはいった所で珈琲を頼んで、
出てきた珈琲カップの中に「お月さん」が浮かんでいたら
それだけでとても嬉しくなる。
淹れたての珈琲の香りをゆっくりと味わって、それから一口。
時々カップを小さく揺らして、「お月さん」がゆらゆらと揺らぐのを眺めてみたり。
今まで何気なく飲んでいた珈琲の味が少し変わると思うよ。
久しぶりに晴れた空は、とても清んでいて気持ちが良かった。
※今日の息抜き場…名古屋市南区 gorge-cafe(ゴージカフェ)
鉄板焼きナポリタンはちゃんと赤いウインナーを使ってて、卵も敷いてた。オススメですよん。
ほっと、ひといき その1 2007.07.03
相変わらず忙しくしておりますが、それでも一日の中でほんの少しでもホッとひといきできるような時間を作りたいと思っています。
それでもあまりの忙しさに、気づくと化粧を落とすのも忘れて、そのまま布団に突っ伏してしまう事も。
次の日の朝、急に老け込んだ自分の顔に驚きます。
そんな時はいつもより念入りに顔を洗い、
どんなに忙しくても、自分で珈琲を淹れて、時間をかけて飲む事にします。
その外には、仕事が終わった後、本当は家に直帰してすぐさま夕飯の用意をしなければいけないのですが
30分だけ寄り道をすることも。
子供の様に道草をしたくなるのです。

いつも車の中から見ていた気になる景色や店へ行って、少しだけ遊んできます。
先週は、きれいな藍色のガラスがきれいな店を見に行きました。
お店の中に入ってみたら、そこは古レコードと古本を売っているところでした。それもジャズがいっぱいの。
店の中にかかっている曲は、誰の曲なのか全然知らないけれど、凄く気持ちよかったです。
そして気になっていたガラスのコップを眺めました。
今にも雨が降りだしそうな外の景色を、少し曇ったガラス窓を通して眺めました。

翌日の寄り道は、またまた知らない店です。今度は喫茶店です。
「すずらん」と古風な名前が気になって店の中へ入ってみたら、
美味しい珈琲と日本茶が出ました。
お店の中には私の他に二人お客さんがいて、地元の常連さんのようでした。物凄く寛いだ雰囲気で夕刊を広げている様子に、自分もホッと一息をつきました。
そして、ここのお店の本棚には、何故か本宮ひろしの「男塾」が全巻揃えてありました。
珈琲を飲みながら、男くさーい世界にどっぷりと浸りました。
ほんの少しの間、現実を忘れました。

晩御飯を終えて暫くすると、家人が何処かお茶をしに行こうと誘ってくれる事があります。
甘いもの好きな家人は、時々夜中に食べたくなってしまうのです。
決して体に良いとは言えませんが、時々なので私も誘いに乗ってしまいます。明日、朝早く仕事があるから本当はもう寝ていたいと思っても、やっぱり誘惑には勝てません。
ハーブティーや、いつもは飲まない銘柄の紅茶を飲んだりします。

家では、最近こんなものを飲んでいます。
これは友人の神那さんに教えてもらった、飲み物。
ウィルキンソン(辛口のジンジャーエール)に、レモンの蜂蜜漬けを入れて飲むのです。
ウィルキンソンはとっても辛口なので、喉を通る時にびりびりとします。でも、これはいつもの「びりびり」に加えて程好い甘さも後で感じるのです。
まだ少し忙しい日が続くけど、カオポンはこんな感じでやっておりますよ。





