今年も夏かばん 2008.07.22

毎年この時期になると、ミシンを引っ張り出してカバンを作っています。
クーラーを止めて、扇風機と外の風だけで
むあんむあんの暑い部屋の中で
びっしょりと汗をかいて作ります。
出来上がった鞄をさげて、クーラーがきんきんに効いた図書館へ行きたいな。
近所の純喫茶へ行って、爺ちゃんマスターが淹れてくれるコーヒーを飲んで、
また近所のお好み焼き屋さんで、お好み焼きじゃなくて、焼きうどんをハフハフしながら食べて、
最後にイチゴのカキ氷を食べて、頭がカキーンと痛くなるといい。
そこまでできると、「私の夏の楽しみ方、第一弾」が達成になる。
毎年頑張っているんだけどな、なかなか最後まで達成できないな。

出来上がった鞄にいちいち名前をつけるのも、
「なんちゃって」な、タグをつけるのも、
これも夏かばんの楽しみ。
避暑地の乙女バックなんて、けっこう恥ずかしいな。
避暑地って言っても、軽井沢とか葉山とか、そんなお洒落な所じゃないぞ。
近所の神社なんて、凄く避暑地。
でっかい木がいっぱいで、クマゼミがずっとずっと鳴いている。
暑いのに、でも、じっと目を閉じていると汗がすうっと引くんだ。

黒いリボン一つで何が誘惑できるのか、わからないけど
日ごろリボンなんてしないから
それだけでちょっとドキドキするんだね。
この鞄は他の二つより一回り大きいから、いっぱい物が入っちゃう。
買い物の誘惑に負けませんように。
できあがった鞄は、夏生まれのお友達二人に。
3つとも、少しずつだけと同じ布を使っているから
一応、お揃いで。
離れて暮らしているけれど、ちょっと一緒に気分を味わおう。

夏が続く限り、ミシンは出したまま。
もうすぐ避暑地へ旅に行かれるあの方にも、作ってあげたいなあと思いつつ。
はるかばん 2008.03.05

正月にミシンを出して作った鞄、
3月になってから使い始めました。
小花のプリントが気に入って、「はるかばん」と名づけました。
鞄の中にはお茶の入ったペットボトル、あんまり中身が充実していない財布、
仕事でいつも使うデジカメ、携帯電話、スケッチブック、サインペン、
大きな松の木の下で拾ったまつぼっくり。
そして春の光をいっぱいにつめて、
毎日外を出歩いております。
アンマーのカバン、うちなーのカバン 2007.11.01

今年の盆休み、母さんと弟は沖縄に里帰りをしていました。7年ぶりの里帰りです。
お父さんが亡くなってから今年で3度目の夏、
ようやく心穏やかに物事を見つめられるようになった母さんは思い切って沖縄に帰ることにしました。
足腰が元気なうちに、島に行って、自分が過ごしてきた場所をじっくりと見てまわりたい。
旅に出る前は少し思いつめた様な表情の母さんでしたが
帰ってきた時はとても良い笑顔でした。
そして「酒飲みのアンタの為に」と泡盛を、
他には「向こうで皆が着てたからサー」と『かりゆしシャツ』を土産にもらいました。
泡盛は、こどもの頃お墓参りに行った時に、
隣の家のおじさんから「オマエも飲め」と言って勧められた酒瓶を、
泡盛が入っていたとは知らずにぐいっと飲み干してしまったことがあります。
その時は、はじめて目の周りがぐるぐると回ったような感覚になりました。
隣のおじさんは後で母さんに酷く叱られたそうです。
母さんは、自分自身の土産用に紅型のプリントが施された生地を数メートル買ってきました。
それを私によこすと、「これで何か作って」と言いました。
生地を渡されてから暫くは、何も手につけませんでした。
もらった生地の柄がどうにも派手で、どう使ったら良いのか色々考えていたのです。
生地をもらってから2ヶ月が過ぎ、ようやく形になりました。
鮮やかな柄を裏地にして、表地には渋い柿染めの生地とあわせてパッチワークにしました。
一見地味だけど、よく見るとパッと引き立つようなカバンにしたいなと思いました。


手提げカバンが出来たので、もう1つ今度は柄違いでエコバックを作りました。
最近は、色々な所でエコバックの使用を推奨していますね。
この前母さんと一緒にイオンへ買い物へ行ったら、エコバックを持っていない母さんは
1枚5円でレジ袋を購入していました。
それをみて、母さんにエコバックを作ってあげたいなあと。
もうこれでもかと言うぐらい、派手派手な柄のエコバックに仕上がりました。
どうだろう、恥ずかしがって使ってくれないかなあと不安に思いながら
母さんに渡しましたが、母さんはとても喜んで使ってくれています。
はじめは、「こんな袋に大根とかお豆腐をいれるのは勿体無い」なんて言ってましたが、
最近は色んなところへ行って、ガシガシ使ってくれているみたいです。
ちゃんと使ってもらえてるなら、それが一番。
記事のタイトルの「アンマーのカバン、うちなーのかばん」、これは沖縄の方言です。
アンマーは母さん。うちなーは沖縄です。
私のアンマーは、今日もこのカバンをもってお出かけをします。
避暑地のカバン 2007.08.20
こんにちは、毎日暑い日が続いておりますね〜。
自分、クーラーはあまり好きではないのですが、(すぐに頭が痛くなってしまうので)
さすがに何日も猛暑が続くと、クーラーをかけずにいられません。
ま、できるだけ温度を高めにしておりますが…。
あと、こういう暑い時こそ温かい飲み物を飲むようにしてます。
冷たいのはついガブ飲みしちゃいますしね。
少しぬるめの温度で煎茶を丁寧に炒れて飲むと、汗がスッと引きます。
皆さんもどうぞお体御自愛下さいね。

さて、今日の記事のタイトルは「避暑地のカバン」。
この前作った古布を合わせたものとはまた違う雰囲気のカバンを作ってみました。
カバンに使った生地は、フランスのプロヴァンス地方で印刷されたもの。
チャイナブルーな色が涼しげで、とても気に入ってます。
今回カバンを作るにあたって少し工夫したところは、
色違いの布を使ってバイヤステープを作ったこと。
布の折り目の方向に対し斜めに生地を裁ち、

こんな感じに、カバンの縁を縫います。

そうすることで、カバンに表情が出ます。
7月の終わりごろに作って、親しい方にプレゼントしました。
どこか避暑地へ出かけることがあったら、このカバンを使ってもらえると良いなあと思って。

受け取って下さった方は、こんな感じで使ってもらってます。
熟成したウィスキーの様な色の明り。
カバンの中には、きっと色んなものがつまってる。

こちらは以前作った古布のカバン。
さりげなく使ってもらえるのは、作り手にとって、とても嬉しいこと。

私が今普段使っているカバンも、こんな「くたっ」としたカバンになりました。
作りたての頃より随分馴染んできています。
汚れたらジャブジャブ洗えて、ほつれたらまた直して、
使うことに気負うことの無いカバンをこれからも作っていきたいなあと思います。
あと鞄作りで最近思った事なのですが、ぼちぼち男性用のカバンも作ってみたいなあ、と。
それも男性用のショルダーバック。できたらジーンズのベルト部分に取り付けて「腰で背負う」ことができると
両手が空いていいのかな。
男性用の小物は、皮とか銀、ターコイズ、真鋳などといったハードな素材を使用することが多いのですが、
もし自分が男性用のものを作るとしたら、麻製の帆布かな。
無地のものを買ってきて、それを柿や栗の葉を使って渋く染めてみるとか、藍染めをやってみるとか。
あと男性は、可愛らしさよりも実用的で機能美を重視するのかな。
これから案を練っていこうと思います。
ちなみに、何か良い案がありましたら、カオポンに教えてくださいな。(笑)
冬ぐらいに完成を目標にしてやってみようと思います〜。
自分、クーラーはあまり好きではないのですが、(すぐに頭が痛くなってしまうので)
さすがに何日も猛暑が続くと、クーラーをかけずにいられません。
ま、できるだけ温度を高めにしておりますが…。
あと、こういう暑い時こそ温かい飲み物を飲むようにしてます。
冷たいのはついガブ飲みしちゃいますしね。
少しぬるめの温度で煎茶を丁寧に炒れて飲むと、汗がスッと引きます。
皆さんもどうぞお体御自愛下さいね。

さて、今日の記事のタイトルは「避暑地のカバン」。
この前作った古布を合わせたものとはまた違う雰囲気のカバンを作ってみました。
カバンに使った生地は、フランスのプロヴァンス地方で印刷されたもの。
チャイナブルーな色が涼しげで、とても気に入ってます。
今回カバンを作るにあたって少し工夫したところは、
色違いの布を使ってバイヤステープを作ったこと。
布の折り目の方向に対し斜めに生地を裁ち、

こんな感じに、カバンの縁を縫います。

そうすることで、カバンに表情が出ます。
7月の終わりごろに作って、親しい方にプレゼントしました。
どこか避暑地へ出かけることがあったら、このカバンを使ってもらえると良いなあと思って。

受け取って下さった方は、こんな感じで使ってもらってます。
熟成したウィスキーの様な色の明り。
カバンの中には、きっと色んなものがつまってる。

こちらは以前作った古布のカバン。
さりげなく使ってもらえるのは、作り手にとって、とても嬉しいこと。

私が今普段使っているカバンも、こんな「くたっ」としたカバンになりました。
作りたての頃より随分馴染んできています。
汚れたらジャブジャブ洗えて、ほつれたらまた直して、
使うことに気負うことの無いカバンをこれからも作っていきたいなあと思います。
あと鞄作りで最近思った事なのですが、ぼちぼち男性用のカバンも作ってみたいなあ、と。
それも男性用のショルダーバック。できたらジーンズのベルト部分に取り付けて「腰で背負う」ことができると
両手が空いていいのかな。
男性用の小物は、皮とか銀、ターコイズ、真鋳などといったハードな素材を使用することが多いのですが、
もし自分が男性用のものを作るとしたら、麻製の帆布かな。
無地のものを買ってきて、それを柿や栗の葉を使って渋く染めてみるとか、藍染めをやってみるとか。
あと男性は、可愛らしさよりも実用的で機能美を重視するのかな。
これから案を練っていこうと思います。
ちなみに、何か良い案がありましたら、カオポンに教えてくださいな。(笑)
冬ぐらいに完成を目標にしてやってみようと思います〜。
ちりめんの花、咲いた 2007.07.23

10年以上も使えずにいた古布のきれっ端。
旅先で見つけたり、人から譲ってもらったり。
最近の布もあれば、明治時代の頃の布もあります。
かすり、ちりめん、しぼり、つむぎ。
日本の布って凄く「情緒」を感じます。
お気に入りの布を縫い合わせて鞄を作ってみました。

ちりめんの帯紐を裂いて、くるくると花の形に巻いて、ほどけないように絹糸で縫います。
葉っぱも添えて一緒に縫い付けます。

裏布は渋柿で染めた布。ポケットをつけて。
今度の週末に、親しい方に届けに行こうと思います。
…追記
土曜日の夜、親しい人と久しぶりにあって話をしていたら
鞄作りの話になりまして。
「カオポンさんに鞄、作ってもらえたら嬉しいわぁ」と、
その人の言葉に心を動かされて、
日曜日の夜からミシンを動かしてました。
その方は、遊びに伺うたびに優しい笑顔で出迎えて下さって、
いつも心の篭ったおもてなしをして下さる…そんな素敵な人なんです。
カオポンよりずっとずっと年上の方なので、本来ならこの時期お中元を贈った方が良いのかなと思ったりもするのですが、
そういう付き合い方をすると、
かえって気を使われてしまいそうなので、
それなら日頃作っている鞄を感謝の気持ちとして贈ってみたくなりました。
最近、古布を再利用した民芸調の服がお好きだと伺ったので
そういった感じの服に合うような鞄をイメージして作ってみたのですが。
どうかなぁ…喜んでもらえるかなあ。
縫って、合わせて、1枚の布に 2007.07.18

月曜日のお昼からミシンを引っ張り出して、夜遅くまでダダダと縫い物をしておりました。
カバンや小物を作った後にできる布の切れ端を縫い合わせていくと、
1枚の大きな布になります。
今年の正月も作りましたが、今度は布の色調を青系に合わせてみました。
夏用のテーブルクロスの出来上がりですよ〜。
…後書き
その日の朝、新潟で大きな地震が起こり、時間が経つとともに被害の報告が増えてきて、ずっとテレビを見ながらミシンを動かしてました。
自分に何かできることはないかな。
そんな事を考えながら縫ってました。
(ちなみに、ささやかながら義援金を送ることにしました)
今回、被災に遭われた皆さん。
心から御見舞い申し上げます。
一日も早い復興と、皆さんに希望が持てる日が来ますように。
どっとカバン 2007.06.01

夏になると、水玉模様が気になります。
そういえば、去年の今頃も「どっとかばん」を作ってたな。
今年の「どっとかばん」は麻生地で作りました。
裏地は青色のチェック。表にも裏にもポケットをつけます。
少し大きめの肩掛けカバンです。エコバックとしても使えるし、普通にカバンとしても使えます。
巣篭もり・ふゆ篭り その2 2007.02.04
久しぶりに寒い朝、暖房の効いていない寒い部屋の中で
ミシンを動かします。
鞄を作った時に出た余り布を何か使えないかなあと、
朝起きた瞬間にそう思ったので、早速作ってみる事に。
ふむふむ、この布とこれを合わせてそれからこの布もくっつけちゃって、
おおー、これなんかどこかの国旗みたいじゃないですか。
思いついたままに布をはぎ合わせてみると、
これはこれでけっこう面白い1枚の布になります。

20センチ×35センチぐらいの大きさの布が何枚もできました。
ランチョンマットって、やつですな。

沢山作ったので先月誕生日を迎えたお友達にプレゼントすることにします。
どうかな、使ってもらえそうかなあ。
小物を作った後、お次は苺。

先週に続いて、また苺ジャム作り。今度は職場(幼稚園)の子ども達のおやつとして。
(ちなみに、小さなパンにジャムを塗って食べてもらう予定)

先週は家で食べる分だったので1パック分の苺の量で作れたのですが
今回は子ども達全員の分ときたから苺の数も半端な数ではなくて。
でも、沢山の量を作るは何だかわくわくする。
お友達から送ってもらった美味しい珈琲を淹れて
(少しぬるめの湯で淹れたら、とびきり美味い珈琲になった!)
エラ・フィッジ・ジェラルドが歌う「チーク・トゥ・チーク」を聴きながら一緒に口ずさんで、
のんびり苺を鍋の中で煮詰め続けます。
そしてできあがったジャムは、ジップロックの容器7個に詰められて

積み重ねてみると、何だか「搭」みたいに見えたから
ムーミンとスナフキンを加えて撮ってみた。
ほら、何だか観光地写真みたいでしょ。
えっ?そうは見えないって?そうかなあ。
(後書き)…今日は寒い一日でした。
こんな時は家でのんびりします。
あと別件で、最近英語で描かれた摩訶不思議なコメントが寄せられる事がしばしばでカオポンはちょっぴり苦笑。
まあ、いちいち気にしてても仕方ないな。
ミシンを動かします。
鞄を作った時に出た余り布を何か使えないかなあと、
朝起きた瞬間にそう思ったので、早速作ってみる事に。
ふむふむ、この布とこれを合わせてそれからこの布もくっつけちゃって、
おおー、これなんかどこかの国旗みたいじゃないですか。
思いついたままに布をはぎ合わせてみると、
これはこれでけっこう面白い1枚の布になります。

20センチ×35センチぐらいの大きさの布が何枚もできました。
ランチョンマットって、やつですな。

沢山作ったので先月誕生日を迎えたお友達にプレゼントすることにします。
どうかな、使ってもらえそうかなあ。
小物を作った後、お次は苺。

先週に続いて、また苺ジャム作り。今度は職場(幼稚園)の子ども達のおやつとして。
(ちなみに、小さなパンにジャムを塗って食べてもらう予定)

先週は家で食べる分だったので1パック分の苺の量で作れたのですが
今回は子ども達全員の分ときたから苺の数も半端な数ではなくて。
でも、沢山の量を作るは何だかわくわくする。
お友達から送ってもらった美味しい珈琲を淹れて
(少しぬるめの湯で淹れたら、とびきり美味い珈琲になった!)
エラ・フィッジ・ジェラルドが歌う「チーク・トゥ・チーク」を聴きながら一緒に口ずさんで、
のんびり苺を鍋の中で煮詰め続けます。
そしてできあがったジャムは、ジップロックの容器7個に詰められて

積み重ねてみると、何だか「搭」みたいに見えたから
ムーミンとスナフキンを加えて撮ってみた。
ほら、何だか観光地写真みたいでしょ。
えっ?そうは見えないって?そうかなあ。
(後書き)…今日は寒い一日でした。
こんな時は家でのんびりします。
あと別件で、最近英語で描かれた摩訶不思議なコメントが寄せられる事がしばしばでカオポンはちょっぴり苦笑。
まあ、いちいち気にしてても仕方ないな。
ふゆかばん、いろいろ 2007.01.14
今使っている鞄は、これとこれ

緑のチェックが気にいって作った手提げ鞄と、布切れをはぎ合わせて作った鞄。

以前、赤のタータンチェックの布で鞄を作ったけれど、緑色も好き。緑色は明るい緑色より深い緑色が好き。絵の具で言うとビリジアン。
そうそう、学生の頃はイギリスのMINIに憧れていて、(クーパーでもメイフェアでも何でもいい)いつかMINIに乗りたいって思ってた。
もちろん、色はブリティシュグリーン。
あと、イギリスの紅茶で「フォートナム&メイソン」というブランドの紅茶があるのだけど、この紅茶缶の色もブリティッシュ・グリーン。
ちなみにフォートナムの紅茶はちょっと「お高い」ので、年に1度ぐらいしか買わないのだ。

布切れをはぎ合わせた方の鞄には同じ布でボタンを作って、ループでとめれるようにした。
これで鞄の中はあまりびろーんと見えることは無い、たぶん無いと思う。

こちらは買い物用鞄。スーパーの袋を有料化する声が聞かれる中、自分用の買い物鞄を幾つか持っていると買い物も楽しい。

これは「おばちゃま用買い物袋」。
知人のおばちゃん二人にプレゼント。
いつも駅前のティッシュを配ってるお姉ちゃんからティッシュをしこたまもらってきては、「カオポンちゃん、あんたの幼稚園の子ども達にこれで鼻拭いてやってえ」と持ってきてくれるおばちゃん。
時々「アイスの特売日だったから」と言ってはどっさりとアイスをくれるおばちゃん。くれるアイスはどこのメーカーなのか分らない、ちょっと安っぽい味ばかり。ほんとはハーゲンダッツのアイスだと嬉しいけれど、それは言えない。
そんな優しいおばちゃん達に鞄を作った。
ゴブラン織り風な布を探して、縫う。
良かったら、今度芝居でも見に行くときに使って下さいと言って渡したら、「うわあー、ありがとう!」と顔をくしゃしゃにして喜んでくれた。そして「また、あれ持ってきてあげるわ、あれ」と言った。
これからも、しばらくの間はアイスとポケットティッシュに不自由しないだろうな。ま、とりあえず喜んでくれたみたいで良かった良かった。
さてこの次は、春物の鞄にとりかかろうと思う。
今年の春は少し急ぎ足でやってくるような気がする。
さあ、どんなのにしようかなあ。

緑のチェックが気にいって作った手提げ鞄と、布切れをはぎ合わせて作った鞄。

以前、赤のタータンチェックの布で鞄を作ったけれど、緑色も好き。緑色は明るい緑色より深い緑色が好き。絵の具で言うとビリジアン。
そうそう、学生の頃はイギリスのMINIに憧れていて、(クーパーでもメイフェアでも何でもいい)いつかMINIに乗りたいって思ってた。
もちろん、色はブリティシュグリーン。
あと、イギリスの紅茶で「フォートナム&メイソン」というブランドの紅茶があるのだけど、この紅茶缶の色もブリティッシュ・グリーン。
ちなみにフォートナムの紅茶はちょっと「お高い」ので、年に1度ぐらいしか買わないのだ。

布切れをはぎ合わせた方の鞄には同じ布でボタンを作って、ループでとめれるようにした。
これで鞄の中はあまりびろーんと見えることは無い、たぶん無いと思う。

こちらは買い物用鞄。スーパーの袋を有料化する声が聞かれる中、自分用の買い物鞄を幾つか持っていると買い物も楽しい。

これは「おばちゃま用買い物袋」。
知人のおばちゃん二人にプレゼント。
いつも駅前のティッシュを配ってるお姉ちゃんからティッシュをしこたまもらってきては、「カオポンちゃん、あんたの幼稚園の子ども達にこれで鼻拭いてやってえ」と持ってきてくれるおばちゃん。
時々「アイスの特売日だったから」と言ってはどっさりとアイスをくれるおばちゃん。くれるアイスはどこのメーカーなのか分らない、ちょっと安っぽい味ばかり。ほんとはハーゲンダッツのアイスだと嬉しいけれど、それは言えない。
そんな優しいおばちゃん達に鞄を作った。
ゴブラン織り風な布を探して、縫う。
良かったら、今度芝居でも見に行くときに使って下さいと言って渡したら、「うわあー、ありがとう!」と顔をくしゃしゃにして喜んでくれた。そして「また、あれ持ってきてあげるわ、あれ」と言った。
これからも、しばらくの間はアイスとポケットティッシュに不自由しないだろうな。ま、とりあえず喜んでくれたみたいで良かった良かった。
さてこの次は、春物の鞄にとりかかろうと思う。
今年の春は少し急ぎ足でやってくるような気がする。
さあ、どんなのにしようかなあ。
想い出 2006.10.15
金曜日の夜、母さんから電話がかかってきた。「今日はどうだった?あ、そうなん、それで?ふんふん、そうなの。ふーん」と他愛も話をしたあと、暫く母さんは沈黙した。
「母さん?」
私は訊ねた。ひょっとして、何か思いつめてることでもある?
母さんが黙る時は、だいたい何か悩んでいる時だ。案の定、「あのねぇ」と母さんは話をはじめた。
「捨てられないの」
母さんの声は今にも泣き出しそうだった。
「どうして?何を捨てられない…て?」
「うん」
やや沈黙して、母さんは言った。
お父さんの遺品の整理ができないと。
「捨てんでも、いいがね」
無理して整理しようとしたら、辛いだけだよ。そんなに辛いなら、明日どんなものを整理したらいいか、あたしが一緒に見てあげるわ。そういって電話を切ると、私は机の上にミシンを出した。そして黙って鞄を縫い始めた。
翌日、早めに家を出ると私はお父さんのお墓へ行った。
お線香つけて、ろうそく灯して、花を添えて手を合わせる。
なむなむと唱えながら、空を見上げる。空はとてもきれいに晴れていた。
その後実家へ。母さんは私の姿を見るなり、押入れからクリアケースを2箱出してきた。箱の中は父さんの服がいっぱい詰まってた。
「こういうの、いつまでも持ってたらいかん」
母さんの目は少し赤かかった。
「そうかな」
何枚か見覚えのあるシャツを広げると、私はシャツの皺を伸ばした。
「まだ二年にもなってないよ。何年経っても、心の整理は全部はできないものだって。想い出のものを捨てるより、何かに生かしてみたらどうなん?」
赤のネル地のシャツを母さんの膝に置くと、母さんは黙ってそのシャツを撫でた。
ねえ、こんなんどうかなぁ。
ほら、このシャツなんか、結構良い生地だから、この生地を使って小物を作るなんて?
旅行行く時のポーチとか巾着袋とか、あっルームシューズでも良いよ。それでさ、この生地の服着てお父さんと旅行したなぁとか思い出せると良いんじゃない?
ねっ、そんなに思いつめなくても良いよ、母さん。
いまはまだ何の慰みにもならないけど、そのうち父さんの着てた服を使って、お母さんを喜ばせてあげる。
その後、母さんは何も言わずにクリアケースを押入れにしまった。シャツは何枚か、私が引き取ることにした。
帰りの車の中で、私は父さんの服で、どんなものができるのかあれこれと考えた。
お父さんが生前着ていたシャツは、お世辞にもあまり良い趣味とは言えない。
何とか生地を生かせると良いんだけどなぁ…。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日記の後書き
ちと、暗い話でスミマセン。
最近凄く母さんが穏やかそうに見えただけに、
ちょっと可哀相だなぁって思っちゃったんだ。
何とか良いものを作れると良いなぁ。

鞄は金曜日の夜に作ったもの
秋冬用の鞄、これで3作目。余り布でティッシュをつくったぞよ

「母さん?」
私は訊ねた。ひょっとして、何か思いつめてることでもある?
母さんが黙る時は、だいたい何か悩んでいる時だ。案の定、「あのねぇ」と母さんは話をはじめた。
「捨てられないの」
母さんの声は今にも泣き出しそうだった。
「どうして?何を捨てられない…て?」
「うん」
やや沈黙して、母さんは言った。
お父さんの遺品の整理ができないと。
「捨てんでも、いいがね」
無理して整理しようとしたら、辛いだけだよ。そんなに辛いなら、明日どんなものを整理したらいいか、あたしが一緒に見てあげるわ。そういって電話を切ると、私は机の上にミシンを出した。そして黙って鞄を縫い始めた。
翌日、早めに家を出ると私はお父さんのお墓へ行った。
お線香つけて、ろうそく灯して、花を添えて手を合わせる。
なむなむと唱えながら、空を見上げる。空はとてもきれいに晴れていた。
その後実家へ。母さんは私の姿を見るなり、押入れからクリアケースを2箱出してきた。箱の中は父さんの服がいっぱい詰まってた。
「こういうの、いつまでも持ってたらいかん」
母さんの目は少し赤かかった。
「そうかな」
何枚か見覚えのあるシャツを広げると、私はシャツの皺を伸ばした。
「まだ二年にもなってないよ。何年経っても、心の整理は全部はできないものだって。想い出のものを捨てるより、何かに生かしてみたらどうなん?」
赤のネル地のシャツを母さんの膝に置くと、母さんは黙ってそのシャツを撫でた。
ねえ、こんなんどうかなぁ。
ほら、このシャツなんか、結構良い生地だから、この生地を使って小物を作るなんて?
旅行行く時のポーチとか巾着袋とか、あっルームシューズでも良いよ。それでさ、この生地の服着てお父さんと旅行したなぁとか思い出せると良いんじゃない?
ねっ、そんなに思いつめなくても良いよ、母さん。
いまはまだ何の慰みにもならないけど、そのうち父さんの着てた服を使って、お母さんを喜ばせてあげる。
その後、母さんは何も言わずにクリアケースを押入れにしまった。シャツは何枚か、私が引き取ることにした。
帰りの車の中で、私は父さんの服で、どんなものができるのかあれこれと考えた。
お父さんが生前着ていたシャツは、お世辞にもあまり良い趣味とは言えない。
何とか生地を生かせると良いんだけどなぁ…。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日記の後書き
ちと、暗い話でスミマセン。
最近凄く母さんが穏やかそうに見えただけに、
ちょっと可哀相だなぁって思っちゃったんだ。
何とか良いものを作れると良いなぁ。

鞄は金曜日の夜に作ったもの
秋冬用の鞄、これで3作目。余り布でティッシュをつくったぞよ





