カフェ番長

カフェ番長「カオポン」の、珈琲と喫茶店日記。 時には鞄を作ったり、ジャズを歌ったり。 手作りの暮らしを楽しんでます。

2005年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2005年11月

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スパゲティナポリタン





鉄板焼きスパゲティに拘るあまりに、ついに自宅用に鉄板焼きを買ったのが3年前。

それ以来、時々食べたくなると自分で作ります。

名古屋な味で大好きです、これ!

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| 家ごはんと、お弁当 | 16:08 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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「あいぼく」のチーズケーキ

さあお茶の時間ですよ?。
今日のお茶はトワイニングのアッサムです。


茶請けには、今日仕事先で手に入れた「チーズケーキ」。
『愛知牧場』と言う所で販売されているオリジナルチーズケーキです。

ti-zu03.jpg


チーズケーキの入ったパッケージはこんな感じです。
黄色くて可愛いの。

ti-zu04.jpg



そしてチーズケーキはしっとりと仄かに甘くてコクのあるケーキです。
もう幾つでも食べれちゃいますよ?。

ti-zu02.jpg



う?ん、おいしかったですよ?!


| 美味しい食べ物、いっぱい | 11:03 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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空を眺めてた

今日は原っぱに行って
ずっとずっと空を眺めてました。


kannaduki.gif


風が少し冷たいと思いました。

| 平凡だけど幸せな日 | 16:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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小説 「書道家の恋」

書道家の彼は、私と会う時には必ず一枚の色紙と短冊、そして筆を持ち歩いている。
何でそんなものを持ち歩くのかと聞くと、「書道家だから」と言う。
彼は私が高校の時まで過ごした家の隣に住んでいた。
彼の家は、彼のお父さんが書道教室を開いていて、私は一年だけそこへ通った事がある。
彼と私がどうして恋愛感情を互いに抱くようになったのか…これはあまりはっきりしない。恋人としてつきあうようになったのは二年前。
彼が自ら墨を溶いてしたためた「ラブレター」がきっかけだったかもしれない。

ちなみに彼は世俗的な事には非常に疎く、実際の年齢より時々老けて見られがちだ。
ちゃんとよく見ると、なかなか整った顔をしているのに髪はボサボサで服はあまり構わない。
でも彼が人前で字を書き出すと、大抵の若い女の子は彼の事が好きになってしまう。私がその一人に入るけれど。
彼の書く文字には、人を惹き付ける何かがあるのかもしれない。

他にも、彼の不思議っぷりはいたるところにある。
例えば、携帯電話は去年の冬に居酒屋のトイレに水没したきりで、新しいものを買おうとは微塵も思わない所とか。
この前「なかなか浅井くん(彼の名前)と連絡が取れないんだけど、どうしたらいいんだろね」とぼやいてみたら、
彼はあっけらかんとした口調でこう答えた。
「そんな時は糸電話でもあるといいよねえ…」

糸電話だなんてそんな、少し頭がどうかしているのではと思ったけれど、翌日彼は、私の家へ本当に糸電話を届けにやってきた。
それももったいぶって桐箱に入れてだ。
検尿コップと良く似ている白い紙コップに、彼は驚くほど達筆な筆文字で「想いを伝えてね」と書くと私の手に握らせた。
達筆なのは「書道家」なのだから当たり前だとして、彼なりの私への想いが少しくすぐったくて、不本意ながらはにかんでしまった。
すると彼は、ただ黙って私を抱きしめてくれた。背中に回された手から微かに墨汁の匂いがしたけれど、私はとても幸せな気持ちになった。



そして今日は日曜日。
良かったら近くの海に行きませんか。彼はそう言って私をデートに誘ってくれた。
「いいけど、お弁当とか何にも作らないよ」
玄関の扉越しに、私は例の紙コップを使って、少しぶっきらぼうに返事をした。
「構わないです。お弁当とかお茶とか食後のケーキとか用意されなくても全然大丈夫ですから」
私の返事を逆手にとって、彼は茶目っ気たっぷりに、そう返してきた。
「何その言い方」と言いながら玄関を開けると、彼は満面の笑顔で私を迎えてくれた。
「行こう、海に」
君に伝えたいことがあるから。そう言って、彼は私の手を取る。紙コップは靴箱の上でコロンと転がった。


asai02.jpg



彼と出かけた海は曇り空のせいで、ちっとも綺麗に見えなかった。季節が冬に近いからかもしれない。
海面は青と言うより鉛色に見えて、空と海の区別は殆どつかない。
元々人気の無い海水浴場だけれど、季節を外すとそれは更に寂しい。
浜辺に残る轍の跡は、ひと夏の想い出を語る様で、風が吹くたびに少しずつ形を変えている。
彼はここで、私に何を伝えたいのだろうか。

彼より少し先を歩いていた私は、立ち止まって振り返った。
彼は打ち寄せられた流木の破片を手にとって、先の所を手で裂いていた。破片と言ってもそれは結構大きい。
少し離れた所からみると、それは宮元武蔵が巌流島へ渡るために自分で削った小船の艪に似ている。

「浅井くん」
「うん?」
彼は私の顔を見ると、にこりと笑った。
「ああ、ちょっとそこから見ててね、僕がここに字を書くから」
「ここに?」
波が引いて平になった砂浜を指すと、彼は靴を脱いで裸足になった。
そして「よしっ!」と気合を入れるような声をかけると、彼は砂浜に木片の先端を打ち付けた。
「ゆーめっ!」
号令をかけるかのように叫ぶと、彼は流れるような字で「夢」と書く。湿った砂地に彼の筆跡がくっきりと残る。夢と言う字の、最後にしっかりと止めた所に白い貝が転がっている。彼はそれを拾い上げると、ぽんと私に放ってよこした。

「僕の夢はね、君の事を“浅井さん”って呼びたいんだ」
「えっ?」
一瞬、彼が何を言っているのか分からなかった。「どういうこと?」と聞き返すと、彼は「ああ、そのー」と言って頭を掻いた。
「だからね」
そう言うと、彼は防波堤に置きっぱなしにしていた鞄を取りに行った。そして短冊と小筆を取り出すと、私の傍へ寄ってきた。
「君の事を……」
そこから先は彼の筆が語っていた。
展覧会や書展に出品するような文字ではなく、子どもが始めて筆を握るときに教わるような優しい文字で、彼は私の名前の上に自分の苗字を重ねて書いた。
「どうかな、読み辛いかな」
もしなんなら、僕が君の苗字をもらってもいいけど。
私が彼の「申し出」を断るとは少しも思っていないのが、小憎らしい。でも、彼なりの精一杯の想いは私の心を温かく包み込んだ。
「ううん、読み辛くないよ」
私もその方がいいと思ってた。浅井君の夢、きっと叶うと思うよ。


泣かないように精一杯我慢しながらそう言うと、彼は「うんうん」と大きく肯いた。
そしてまた何かを書き足そうと筆を持ったものの、筆先は空の方を向いたまま止まった。
「浅井くん、寒いから帰ろう」
私は彼の手を取ると、彼の顔をじっと見つめた。
話の続きは、あなたの部屋でゆっくりと聞かせて。
どんなに時間をかけてもいいから、ちゃんと言葉で伝えて、お願い。
私の想いを読み取ったかのように、彼は私と手を繋いで歩き始める。

彼の手元から墨汁の微かな匂いがした。



FIN




いつか書きたいと思っている話があります。
書道教室の息子と、教室の隣の家に住む女の子との初恋の話。
これはその話の元ですな。


| オリジナル小説 | 19:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「シャンティー」の小倉トースト

「4丁目のシャンティーのモーニングについてくる小倉トーストは上手いでよぉ、いっぺん、食べてみるとええわあ」


先月、近所のおばちゃんと立ち話でそんな事を伺ったので、早速その喫茶店へ。
ちなみに、「シャンティー」という喫茶店はそこにはなく、何か似たような感じの名前の喫茶店は存在した。
贔屓の店の名前さえもうろ覚えなオバちゃんにやられてしまった感じがするものの、店の中へ。
朝9時半だったけど、まだまだモーニングをやっているとの事で早速「アメリカン」を1つ頼む。

kittsa08.jpg




そして数分後、運ばれてきたモーニングセットに小倉トーストは見当たらなかった。
代わりに厚切りトーストが。
珈琲の味はかなり美味しくパンも上手い。
自分の座った席の向こうに見える観葉植物の雰囲気も良いし、そこにもたれてスポーツ新聞を広げているおじちゃんの寛ぎ感もいい。



店のマスターは、かなりの高齢な爺ちゃんで、少し背中は曲がっているけれど、ぴしっとアイロンのかかったカッターシャツに蝶ネクタイを締めてシャンとしているのも素敵だ。

でも、そこに小倉トーストは無い。

なんとなく小倉トーストの事が気になってしまい、帰り際にマスターに聞いてしまった。
「ああ、“あんこトースト”かね」
マスターはそう言って私の顔を見て笑った。
「あれはね、女房が得意なメニューだったんだよ、ほら、目の前の市場で小豆かってきてな、よう鍋でアンコ作っとったわ」

「そうなんですか」
もう過去形になっていると、思った。
ここで小倉トーストは食べれないんだな。そう思ったら、ほんのちょっぴり寂しくなった。
でも、お年よりが経営する喫茶店のメニューとは元来そういうもの。
増える事はないが、ひっそりと姿を消してしまうメニューはある。

ごちそうさま、珈琲美味しかったですといって店の扉をあけると、
玄関マットの上で寝そべっていた猫と目があった。

この猫殿も随分老けているなと、思った。






| 今日の喫茶店 | 08:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ミハルちゃんに会いに その3

また、ミハルちゃんに会いたくなったので、
今度は家人を連れ立って行ってきました。
おーい、ミハルちゃん。足元からこんにちは?。

miharu08.jpg


家人は焼きそば(鉄板焼き)とアイスティー。
カオポンは前回と同じく鉄板焼きナポリタンと、アメリカンコーヒー。

miharu10.jpg


最近、ゆっくりとする事がなかったから、
今日はのんびりできて良かったよ。
また、ミハルちゃんに会いに行きたいなあ……。



| 今日の喫茶店 | 01:34 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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みどりのテント

tento01.jpg



テントの向こうに空が見える

心に穴があいたような空

tento02.jpg


ずっとながめていると寂しくなるから

私は空に向かって笑いかける


テントの向こうに空が見える、空が見える

| 懐かしい風景写真 | 17:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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小噺 「王子と王女」

授業終了の挨拶をそこそこに済ませると、僕は誰よりも早く教室を抜けた。
急いでいた理由は、一通の手紙。
まるで僕の目に触れるのを恐れているかのように、その手紙は僕が使う机の奥底にしまわれていた。
見つけたのは何気ない偶然。
返されてきたテスト用紙を成績も見ずに机の中に放り込もうとした時、何かが当たった。探るようにそれをつかむと、僕はその手紙をそっと開いた。
手紙の中の文面は、こうだった。

『私は今、魔王の手によって眠らされています。どうぞアナタのキスで私を眠りから覚ましてください』

差出人は、僕が密かに想いをよせていた隣のクラスの女の子。
可愛いけれど、根はどうみても体育会系な、さばけた感じの子だ。
だから文面と彼女の雰囲気があまりにもかけ離れていて、僕は彼女からの手紙だとはとても信じられなかった。
だけど、これが本当なのか、単に僕を笑いものにしたいのか、それを確かめる必要は大いにある。
どうしようもないほど強く、僕は真実を確かめたくなったのだ…。


屋上につながる階段を二段ずつ飛ばして駆け上がりながら、僕は最近夢中になって進めているロールプレイングゲームの事を想い出した。
昨日の夜、ゲームの中で僕は、まさにこんなシナリオを迎えていたのだ。

物語の始めは、夢の中に出てきた美しい少女の言葉だった。
それも、今あけてしまった手紙の言葉と全く一緒の!
少女は長い間、魔王が住まう屋敷に閉じ込められ、脱出を試みた瞬間に魔王の呪いで眠らされてしまったのだ。
僕は彼女を救い出そうと仲間を募って旅に出る。
ゲームの中の僕は鋼の騎士。
どんな戦場でもたくましく走り抜ける白馬と、情報屋のネズミと賢いフクロウが友達。
彼女のいる所までたどり着く道のりは険しく、僕は1つのタンジョンを潜り抜けるたびに、猛烈な寝不足に見舞われた。
そして何回か苦しい戦闘を繰り返した後、ようやく僕は彼女が眠らされている部屋の扉の前に辿りついたのだ。
しかし、僕のゲームはそこから進む事はできなかった。
ゲームを起動させていた小さな機体は突然沈黙した。まるで、その先を見せたくないというかのように、ゲーム機は壊れてしまったのだ。

本当にあの手紙を書いたのは彼女なんだろうか。
上りきった階段の上で、僕はとても気弱な気持ちになっていた。
ゲームの中の僕は白馬に跨る王子だったけど、実際は灯りを消した部屋の中でいつまでもコントローラーを握っている様な、非常に平凡な男だ。
今だってそうだ。灰色のコンクリート壁に映りこむ僕の姿はあまりにも頼りない。
何分かその場で立ち止まった後、僕は屋上の扉に手をかけた。
鉛色のドアノブを左に回すと、あっけないほど簡単に扉は開く。
「きい」と軋みながら、徐々に扉は僕を向こうの世界に誘っていく。
屋上は地上に比べると随分風が強い。見えない僕のマントは、はたはたと風にたなびいている。

屋上に足を踏み入れると、僕は彼女の姿を探した。
貯水タンクのモーター音が低い音で唸っている。その傍に誰かが横たわっているのが見えた。
花も無く、白いシーツも無い。
ただ無機質なコンクリートの上に、手を胸の上で組んだ姿で眠っている少女に向って、僕はゆっくりと近づいていく。



…物語はそこからはじまるのだ。





FIN



(後書き…ちょっとファンタジーな話を書いてみたね。)

| オリジナル小説 | 14:19 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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