名古屋城へ行こう     2006.10.31
土曜日の昼、名古屋城へ行ってきました。


名古屋に移り住んで、もう10年は経つけれど、いつも遠くから眺めるだけ。


osiro007.jpg


お天気は良いし、とってもポカポカ。

お城についたら、まずはお弁当。お城の裏手にまわると、広場があります。
観光客が殆ど立ち寄るのことの無い、とっても静かな空間です。


osiro008.jpg



ありあわせのものをパンにはさんでサンドイッチ。
そして小さな紅茶用のポットと茶器。
水筒にお茶を用意しようかと思ったけれど、
今日はのんびりお茶を淹れたい気分。


osiro002.jpg




さあ、お茶が入りました。
まだお昼が過ぎたばかりなのに、陽はもう傾いています。
カップの中のオレンジペコー、まるで落ち葉の様な深い色です。


osiro006.jpg





名古屋城は、とってもかっこ良かったです。
カッコいいなんて、何だか子どもみたいな評価ですけど、
近くで見ても、少し引いてみても、どこから見てもカッコ良いです。

のんびりお昼ごはんを食べて、お茶をして、お城の中を歩き回って、
また外へ出て今度はキャラメルを食べて、最後に茶室でお抹茶を一服して(おや、食べてばかり)、
のんびりのんびりと過ごしました。

楽しかったなあ。


今度は犬山城に行きたいなぁ。



想い出     2006.10.15
金曜日の夜、母さんから電話がかかってきた。「今日はどうだった?あ、そうなん、それで?ふんふん、そうなの。ふーん」と他愛も話をしたあと、暫く母さんは沈黙した。

「母さん?」

私は訊ねた。ひょっとして、何か思いつめてることでもある?
母さんが黙る時は、だいたい何か悩んでいる時だ。案の定、「あのねぇ」と母さんは話をはじめた。

「捨てられないの」
母さんの声は今にも泣き出しそうだった。
「どうして?何を捨てられない…て?」
「うん」
やや沈黙して、母さんは言った。
お父さんの遺品の整理ができないと。

「捨てんでも、いいがね」
無理して整理しようとしたら、辛いだけだよ。そんなに辛いなら、明日どんなものを整理したらいいか、あたしが一緒に見てあげるわ。そういって電話を切ると、私は机の上にミシンを出した。そして黙って鞄を縫い始めた。

翌日、早めに家を出ると私はお父さんのお墓へ行った。
お線香つけて、ろうそく灯して、花を添えて手を合わせる。
なむなむと唱えながら、空を見上げる。空はとてもきれいに晴れていた。
その後実家へ。母さんは私の姿を見るなり、押入れからクリアケースを2箱出してきた。箱の中は父さんの服がいっぱい詰まってた。
「こういうの、いつまでも持ってたらいかん」
母さんの目は少し赤かかった。

「そうかな」
何枚か見覚えのあるシャツを広げると、私はシャツの皺を伸ばした。
「まだ二年にもなってないよ。何年経っても、心の整理は全部はできないものだって。想い出のものを捨てるより、何かに生かしてみたらどうなん?」
赤のネル地のシャツを母さんの膝に置くと、母さんは黙ってそのシャツを撫でた。

ねえ、こんなんどうかなぁ。
ほら、このシャツなんか、結構良い生地だから、この生地を使って小物を作るなんて?
旅行行く時のポーチとか巾着袋とか、あっルームシューズでも良いよ。それでさ、この生地の服着てお父さんと旅行したなぁとか思い出せると良いんじゃない?

ねっ、そんなに思いつめなくても良いよ、母さん。
いまはまだ何の慰みにもならないけど、そのうち父さんの着てた服を使って、お母さんを喜ばせてあげる。
その後、母さんは何も言わずにクリアケースを押入れにしまった。シャツは何枚か、私が引き取ることにした。


帰りの車の中で、私は父さんの服で、どんなものができるのかあれこれと考えた。
お父さんが生前着ていたシャツは、お世辞にもあまり良い趣味とは言えない。
何とか生地を生かせると良いんだけどなぁ…。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

日記の後書き

ちと、暗い話でスミマセン。
最近凄く母さんが穏やかそうに見えただけに、
ちょっと可哀相だなぁって思っちゃったんだ。
何とか良いものを作れると良いなぁ。




bag011.jpg


鞄は金曜日の夜に作ったもの
秋冬用の鞄、これで3作目。余り布でティッシュをつくったぞよ



bag012.jpg

秋の夜長に     2006.10.09
coffe04.jpg


相変わらず忙しくやっていて、なかなか好きな事に没頭できる時間が作れないのですが、(珈琲を淹れて飲む時間だけは何とか確保しておりますが)
今回は秋冬用の鞄を2つ作りました。

bag007.jpg



ツイードの生地と赤のタータンチェック。
ポケットには格子柄の古い布切れを合わせて。
秋になると、無性にタータンチェックの柄が恋しくなります。

bag008.jpg



鞄のタイトルは…ううーん決まらない。
この鞄は作ってからすぐに普段使いで使ってますが、わりと気に入ってます。

もう1つはポケットがついていない鞄。生地はこれもツイード。そして赤のチェック。

bag009.jpg




ポケットのついてない方には、昭和30年代の着物の布切れを合わせて。

スキーしている男の子、可愛いでしょ。
バンザイしているように見えて、ね。

今年の秋冬用の鞄はこんな感じのを幾つか作りたいと思います。

ちょっと懐かしくて、そして温かい感じのね。



お月さんこんばんわ     2006.10.09
10月に入って幾日か経ちました。
先日の中秋の名月、カオポンの所は時々雲に隠れながらも美しいお月さんを見ることができました。
十五夜のお月さんも好きですが、十六夜の月もなかなか風情があって良いです。

日曜の未明、ジャズバンドの練習で久しぶりに訪れた山小屋で、こんなお月さんを見ました。

jyuugoya001.jpg



満月なのかな。でも、すこーーしだけ欠けてるから、十六夜の月かな。
臼雲に覆われたお月さん、少しぼおっとしてる。
夜空は驚くほど蒼くて、空気はとても澄んでた。
山小屋の中で聞こえるギターの音色が、ちょっと哀愁を感じて、みんなで「秋だねぇ」と語ってた。

まだ10月だというのに、山小屋の夜はとても冷えていて、今にも霜が降りそう。
もうすぐストーブが必要かも。


懐メロで「月がとっても蒼いからー、遠回りしてかーえろー」という歌がありましたけど、
月がとてもきれいな夜は、本当にいつまでも眺めてみたいきもちになります。
これからは空気が澄んで、とても星や月がきれいに見えますもんね。

みなさんの所は、どんなお月さんが見れましたか?