カフェ番長

カフェ番長「カオポン」の、珈琲と喫茶店日記。 時には鞄を作ったり、ジャズを歌ったり。 手作りの暮らしを楽しんでます。

2007年02月 | ARCHIVE-SELECT | 2007年04月

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海をみていた午後 


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久しぶりに休みが取れたので、一人で車を走らせる。
名古屋から1時間。南知多の海へ行く。

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休日後の漁師町はとても静か。
観光客も殆ど無く、昼をすぎたばかりなのに旅館はどこも休憩中。
どこかで美味い魚でもと期待してたのに、ちょっとすかされた気分。
どうしようかなあと思っていたら、
海岸沿いに一軒のレストランを見つけた。
駐車場には1台も車は止まっていないけれど、どうやら店は開いている。シーフードパスタでも食べれるかなあと、少し期待する。

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地元の魚介を使ったメニューが幾つかあって、
どれにしようか悩んだ末に魚のムニエルを注文。
イカ墨のパスタにしとけば良かったかなと一瞬思ったものの、
出てきた料理を見て満足。
何でこんなに暇なのかと不思議に思えるほど、
料理はすこぶる美味かった。
(平日って、こんな感じなのかね)


食事の後、珈琲を飲む。
カップの向こうに、海が見える。



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店を出て、海岸を歩く。
空はおだやかに晴れているのに、
カメラのファインダー越しに眺めた海と空は
どんよりと曇っている。

曖昧に映る水平線の上を、船がゆっくりと通り過ぎていく。
背にした山から、鳶の鳴き声。

ぼんやりと、ただぼんやりと、海を眺める。


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暫くして、また車を走らせる。
家の間口から少しだけ覗いて見えるのは、
今日採って来たであろうワカメ。日向に干されたテングサや、じゃこ。
バケツいっぱいにアサリを積んで、バイクでとろとろと運ぶ老人。


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来るたびに素通りしていた道なのに、今日は何もかもが新鮮に感じる。


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休日ではなく、平日だからこそ、漁師町で暮らす人達の生活の匂いを傍に感じるのだと思う。

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よし、来たついでに、今日はここで買い物をして帰ろう。
幾つかの店をまわって(どれも水産加工を家内でやっているところ)
今朝採ったばかりのアサリと太刀魚の干物、
小女子を釜揚げしたもの、しらす干し等を買う。
どの店もとても感じが良くて、「ついでにこれも」とオマケも沢山頂戴した。そして沢山、面白い話しを聞かせてもらった。帰る頃には、随分日が傾いていた。




家についてから数分もしないうちに、家人も「ただいま」と帰ってきた。
テーブルの上に買って来たものを並べて、今日の出来事を伝える。
「これ美味いから食べてみて」と出された小女子の釜揚げをつまみながら、家人は私からの報告を「ふんふん」と聞く。
そして「良い息抜きになったな」と言って笑ってくれた。

この数日物凄く忙しくしていたので、今日は本当に良い息抜きになったと思う。
一番良かったのは、ただぼんやりと海を眺めていたこと。
海を眺めていた時、何を考えていたのか思い出せない。
いや、何も考えてなかったのだろう。
いつもいつも何かを考えているから、たまには何も考えない時間を持つことも大切だなあと思った。
(そういう時間を作るのも大変なんだけどね)





(後書き)…今日の日記のタイトル「海をみていた午後」は、荒井由美(松任谷由美)の曲のタイトルから。
この歌を聞くたびに、きゅんとなります。

ちなみに、歌詞の中に「ソーダ水の中を貨物船が通る」というフレーズがあるのですが、今日ランチをとっていたその場所から、丁度船が見えたので写真に撮ってみました。撮った写真を家人に見せて、「ねえ、これって貨物船に見えない?」と聞くと、家人は「いや、タンカーじゃない?」と。

「ソーダ水の中をタンカーが通る」は、ちょっとかっこ悪すぎるなと、思わず苦笑です。




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| 今日の喫茶店 | 23:14 | comments:14 | trackbacks:0 | TOP↑

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お弁当を持って

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今週は寒の戻りが厳しかったですね。
名古屋はほんの少しだけですが雪が降りました。
3月は毎年寒いなあと思います。
でも、春は確実に自分の傍まで近づいているので、
それを何も感じないのは勿体無い。

今週は、お弁当を持って外を色々と出歩いてみました。
ちなみに、私が普段使っているお弁当箱は檜のお弁当と漆の重箱。
沢山作って職場の方にお弁当をプレゼントすることもあります。


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そしてこちらは、公園で一本だけ咲いていた桜の花。
ソメイヨシノの蕾はまだ硬いけれど、こちらの桜はもう満開。

強風で髪の毛がくしゃくしゃになっちゃうけど、
道端に咲いている春の草花を見つけたり、
黄砂に霞む前のきれいな青空を眺めていると、
日常の忙しさを、ほんの一瞬だけど忘れることができます。



| 家ごはんと、お弁当 | 02:53 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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はちみつ

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菜の花の黄色が、とてもきれいに輝いてみえる午後

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一軒の小さな養蜂家を訪ねていました。
今まで、その家の前を通ることはちょくちょくあったけど、訪ねるのは初めて。
「蜂蜜小売りします」と看板の横に書き足された文字を見つけて、思わず足がそちらの方へ。
古い平屋の周りは、菜の花や金柑の実がなっていて、菜の花の向こうから時々蜜蜂の羽音が聞こえてきます。
庭にいた主人に声をかけてみると、「どうぞ、中入ってきてー」と。とても気さくな感じの方です。

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玄関の扉をあけて「ごめんください」と中に入ると、
奥さんがにっこり笑って出迎えてくれました。
「前を通るたびに気にはなってたんですけど」と照れ臭そうに挨拶すると、奥さんは更に笑い皺を増やして、「良かったら試しに」とスプーンをさしだしました。
この時期精製している蜂蜜はアカシアとレンゲと桜の3つ。


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蜂蜜と言うと、まず思い浮かべるのはレンゲの蜂蜜。
独特の匂いと濃厚な蜜の味。
奥さん曰く、「どれもオススメだけど、特にアカシアを試してみて」と。
言われるままに舐めてみたら、驚くほどまろやかで、優しい味。
今まで味わったことのない美味しさ。



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アカシアの蜂蜜を瓶につめてもらいました。
買ったばかりの蜂蜜を、おひさまの下で記念撮影。
瓶のラベルのミツバチ、とっても可愛いでしょ。










後書き…このラベルに描かれたミツバチのイラスト。
よーーーく見てみて。

何だか見たことのある絵柄だと思いませんか?

そうです、何と手塚治虫先生の絵なんです。
ここの養蜂店の御主人と手塚先生にはちょっとした縁があった様で、
ご主人の結婚祝いに、この絵を描いてもらったのだとか。

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大の手塚治虫ファンの自分にとって、凄い発見をしたような気持ちになりました。
でも、それ以上にこの蜂蜜は美味しいです。

パンに塗ったり、紅茶に入れたり、ヨーグルトに混ぜたり。
ほんと、物凄く美味しいです。

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| 美味しい食べ物、いっぱい | 01:09 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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ちらし寿し

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もう御雛さんはしまわないとね。
でも、あともう少しだけ傍に置かせてね。

昨日の晩御飯はちらし寿し。
かんぴょうと干し椎茸を戻して煮付けて、さやえんどうを軽くゆでて
卵を焼いて、小海老をゆでて、酢飯を作って、海苔をあぶって小さく切って。

あまり見栄えは良くないけど、
「おいしいねえ」と家人が満足そうに食べてくれたので、これで良し。

最近風邪を引いて、ちょっと台所に立つのが億劫だったけど、また明日からはがんばって御飯作るよ。

| 家ごはんと、お弁当 | 01:22 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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