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ホタルを探しに 2007.06.18

こんにちは、ご無沙汰しておりました。
先週は、幼稚園の子どもたちと一緒にホタルを見に行ってきました。
岐阜県美濃市まで一泊二日の旅行です。

この日から東海地方は入梅。
朝から小雨が降っていましたが、見に行ったときは丁度雨が止んでいてホタルは沢山飛んでいました。
ホタルが見れるところとしてあまり有名な所ではなくて、
地元の人しか知らないような深い里山です。
きれいでしたねえ、ホタル。
掌編小噺 「工場と異人の夏」最終回 2007.06.18
ルシアーノが明日ブラジルに帰るという日、俺達は最後のサッカーをやった。
季節は秋になったものの、まだまだ陽射しは強かった。
でもときおり吹いてくる秋風の涼しさに、俺たちは季節の移ろいを感じていた。
セイタカアワダチソウの黄色い花が揺れる空き地の真上を、アキアカネの群れが飛んでいる。
初めて二人でリフティングを楽しんだ春の朝を思い出しながら、まずはボールリフティング。
体中のありとあらゆる所を使ってボールを受け止める。
足の裏を使って空中でくるりと一回転ボールを回す「くるり」。
頭の上でボールをついて次第に細かくつきながら、最後はぴたりと頭の上で止める「オットセイ」。
ぽーんと高くボールをあげて、落下するボールを背中で受ける「バック・シャン」。
ルシアーノやその仲間達と、遊びの中で生み出していった互いの技を、一つ一つ確かめるように披露する。
トントントンとボールの弾む音が、乾いた空き地に響く。
吹き抜ける風の音が、俺たちの別れの序曲を奏でていた。
それは少しも感傷的ではなく、むしろ猛々しい気持ちにさせられる。
ボールを触れ。しなやかに、軽やかに。体の一部になるようにやわらかくボールを触れ。
やがて宙に浮いていたボールが地面につくと、それがキックオフの合図だった。
俺達は何も言わずに、どちらからともなくボールを奪いあう。1対1のミニゲーム。
1つのボールを争って、俺たちは互いの体を入れ、ぶつかりあう。ルシアーノの肩が俺の胸にあたる。
左腕でルシアーノの体を押すと、まず始めに俺のほうがボールを取った。
さあ、先攻だ。ルシアーノは瞬間に俺の動きを察知して、球を取りに体をいれてくる。
そうはなるものと、彼に教えてもらったフェイントを駆使して、俺はあいつを必死に抜こうとする。
ボールを素早く引いて、またいで、浮かして!
しかし、敵の壁は厚くルシアーノの鉄壁な守りを崩す事が出来なかい。
そのうち、とうとうルシアーノが俺からボールを奪った。
日焼けした素足が、神業の様な速さでボールを撫でていく。
早い、とてつもなく早い。
踊る様な独特のリズムで、俺をあっという間に抜いていくと、ハーフラインを越えたあたりからシュート体勢に入る。
打たせてなるものかと必死に追いついて、横から思い切り当たりをつけにいったものの、それも呆気なく交わされた。
そして瞬時にゴールコースを変えると、あいつは全く躊躇する事無くシュートした。
入る!
シュートした瞬間、そう強く予感した。
シュートされたボールはぐいーんと曲がり、工場の外壁に当たった。
息を止めた工場の外壁が、ルシアーノのシュートでバーンと撃たれたかの様に響く。
鳥肌が立つような美しいシュートだった。凄い。やっぱりルシアーノは凄い。
点を入れられたのは俺の方なのに、ルシアーノのあまりに見事な攻め方に、俺はしばし呆けたように立っていた。
「ミヤ、最後に君のシュート、見せて」
ルシアーノが壁から跳ね返ってきたボールを俺に渡した。今度は俺の番だ。
俺は黙って肯くと、ドリブルを始めた。
左足がボールの側面を捉える。この想い出がいつまでも忘れる事のない様に想いをこめて、俺はシュートを放った。
ルシアーノとの最後の試合はこれで終わった…。
「ミヤ、これから君はいろんな友達を作るといいよ。
君はこんな、素性の知れない僕とも仲良くできたしね。
学校でも、がんばって。君なら、できるよ」
ゲームの後ルシアーノは最後に俺にそう言うと、ミサンガを俺の足首に巻き付けてくれた。
「ミヤ、辛いときはこのミサンガ思い出して。僕がいつも君の事を想っている事を忘れないで」
俺と同じ年なのに、ぐっと大人びた表情をしている。
ルシアーノの言葉を大切にしていきたい。俺は強くそう思った。
そして2学期が始まった。
ルシアーノはブラジルに帰り、ルシアーノに託された想いを叶えてみようと思って、学校のサッカー部に入部した。
それは今までの自分なら、絶対にありえない事だった。
だけど、やってみれば何とかなるものだ。
朝も夕方も練習に参加して、最近は試合にも出してもらっている。この前の試合では、はじめて得点を決めたし、監督に褒めてもらった。
相変わらず一人でボールを触ってるのは変わりないけど、あまり気にはしていない。
教室の片隅やグランドで一人でボールつきをしていると、どこからともなく誰かがやってきて、俺の隣で黙ってボールをつきはじめてる。まるで、はじめてルシアーノと会った時みたいにだ。
別に無理して喋ろうとしなくても、気持ちは相手に伝わる。ルシアーノが教えてくれた事を思い出しながら、俺は今もボールを触っている。
ルシアーノ。お前、ボール蹴ってるか。
俺は今も乾いた空き地でボールを蹴っている。だから、お前もがんばれよ。
吹きぬける風は透明で、空は蒼く清んでいた。
FIN
(後書き)…これでお話はおしまいです。原稿用紙に換算すると約70枚くらいの量です。後半は、もう一度書き直しました。
拙い話を読んで下さって、本当にどうも有難う御座いました。
レモンの蜂蜜漬け 2007.06.05

今日のおやつは檸檬の蜂蜜漬け

今回使った檸檬は国産の物。少し形がいびつで皮の色も黄色ではありません。
よく水で洗い、乾いた布でしっかりとふき、皮ごと薄く薄くきります。

タッパーにいれて、蜂蜜に浸らせます。
日曜日の夜に仕込みました。今日のお昼にでも、幼稚園の子ども達に食べてもらおうと思います。
さっき試食してみたら、酸っぱいけど皮ごとしっかり食べれました。
今日みたいに暑い日は、こんなおやつも良いですよね。
残った蜂蜜はシロップになっているので、お水でわって飲むと、これまた美味しい。
蜂蜜れもん、確か「のだめ」ではSオケ陣中見舞いとして、のだめが「蜂蜜れもん」作ってきました!って張り切ってもってくるのだけど、彼女が作ったものは、ただ蜂蜜の中にレモンが丸ごと入ってただけ。

こちらは、昨日作ったブックカバー。
お友達から本を頂いたので、麻布をつぎはぎして作りました。
本の表紙に素敵なオレンジの写真が印刷されているので、何となく透けてみえると良いなあと思って作ってみたのですが、
家人曰く「ブックカバーってさぁ、中身が見えない方が良いんじゃない?」と。
そりゃあ本屋でかけてもらうブックカバーは中身が見えないからなぁ。
ま、こんなんでもいいか。
どっとカバン 2007.06.01

夏になると、水玉模様が気になります。
そういえば、去年の今頃も「どっとかばん」を作ってたな。
今年の「どっとかばん」は麻生地で作りました。
裏地は青色のチェック。表にも裏にもポケットをつけます。
少し大きめの肩掛けカバンです。エコバックとしても使えるし、普通にカバンとしても使えます。
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