カフェ番長

カフェ番長「カオポン」の、珈琲と喫茶店日記。 時には鞄を作ったり、ジャズを歌ったり。 手作りの暮らしを楽しんでます。

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釣れたかどうだか 


元旦の夜に父ちゃん(義父)から、「おい、明日は釣堀にいくぞ」と電話が入りました。

「釣堀?(なんでぇ?)」
「おう」
「どこの」
「おう、おまえも知っとるとこだが。ほら昔住んどった処の近くにあっただろ」
「おおー、あそこか?!」
「そうよ、あそこだが」
「まだやってるのか?もうつぶれたんじゃないか?」
「いや、やっとる」

正月早々、なぜ釣堀へ。それも本当に今もあるのかどうか分らない処へ。
あまり気乗りのしない家人に対し、父ちゃんは行く気満々。
まあ、やってなくてもいいじゃないですか。父ちゃんも遊んで欲しいんだよ。
二人のやりとりを聞きながら、そう思いました。



そして翌日。正月二日。
家人と父ちゃんを車に乗せて、さあ出発。
本当にやってるかねえ。それも正月だよ、正月。正月から釣堀なんでやってるかねえ。
そんなことを話しながら、父ちゃんの言われるままに車を走らせると、

turibori001.jpg



ありました!

小さな工場が立ち並ぶ場所の一角に、その釣堀はありました。
それもちゃんと営業していて、驚いたことに駐車場は殆ど満車状態。
「へえー」と驚く私の顔を見て、ご満悦な父ちゃん。
「この前も、ここで釣ってきたんだ」と、父ちゃんは慣れた様子で入り口で受付を済ませていました。

釣竿は家から持ってきてもいいし(でも、釣竿の種類や大きさに色々規制がある)
そこで借りることもできます。
勿論、私達は店の壁に立てかけてあった竹竿を3本借りました。
借りてきた竹ざおを見て、また「へー」と驚く私。
どう見ても裏の雑木林から抜いてきたような細い笹竹に、ただ釣り糸と小さな錘と針がちょんとついているだけ。
果たして本当にこんなので連れるのかしらね。

turibori003.jpg


銭湯の腰掛ぐらい小さな椅子に腰を降ろし、練り餌を針先につけると、さあ釣りの開始。
「あらよっ」と、釣り糸をぽちゃんと垂らして、浮きがすーと垂直に浮かんでくるとそこから暫く浮きの様子をじっと窺います。

「ねえねえ」
「ああ?」
「ここって何釣れるの?」
「鯉だ。鯉ばっかりだ」
「鯉かあ」

いや、鯉でも鮒でも何でも良いや。とにかく何か引いてくれい。
釣り糸を垂らし始めた時から、3人とも同じことを思っていたはず。
この寒さはたまらん!と。
まだ日没には早いものの、父ちゃんが「ここにするぞ」と決めたポイントは
丁度建物の影になっていてそこで釣りをするにはあまりにも寒すぎる。
だけどポイントを決めた以上、まずは釣ってみないと。
「うーさびいー」と鼻をすすりながら釣り糸を見つめること数分。
まず引きを感じたのは、家人の竿でした。

turibori004.jpg



おお、きたきた。ぐいぐい引いとる。
水底深く逃げようとする鯉と、しばし力比べ。
うわあ、いいなあ、もう引いたんだと、隣で私はその様子をぼんやりと眺める。
暴れまわる鯉から針を抜くのに少し難儀したものの、まずは一匹目を釣り上げる。

「あんまり大きくなかったな」と謙遜する家人。
ふーん。
私は全然なんですけどねえ。
全然釣れない理由は私も良く知っている。
魚が餌を食いついた瞬間はわかるのだけど、その瞬間に糸を引くタイミングが全く合わない。
5分に一度ぐらい竿をあげてみると、必ず餌はなくなっている。
対して家人は、5分に一度の割合で釣り上げていく。釣り上げるたびに、「手が、手が(冷たい)」と呻きながら釣ったものを魚籠の中へ入れて行く。

turibori007.jpg


「おう。なんだ、まだ釣れとらんか」
私の方を見て父ちゃんが笑う。そっちだって全然釣れてないくせに、いい勝負じゃん。
そう言い返して二人で笑う。
そして釣堀に行く前に父ちゃんからもらったチョコレートをかじった。
チョコレートは昼前に遊んだパチンコの景品。釣りも賭け事も負けたという事で。

早々にあきらめると、私は家人と父ちゃんが二人並んで釣りしているところの写真を撮った。
滅茶苦茶に寒いのに、二人とも笑ってる。


寒さでがたがた震えながらシャッターを切りました。



今日の釣りの結果は以下のとうり。

父ちゃん、1匹。家人、8匹。私、1匹。
あわせて10匹で目方は6kgを越えていました。
釣り上げた魚をまた堀の中へ戻すと、私達は帰ることにしました。


たぶん、来年の正月はきっと釣堀には行かないと思います。
そう思えるぐらい寒すぎました。でも、面白かったのも確かです。
全然釣れなくても、釣りは凄く面白いです。
もう少し温かくなったら、今度は海へ行って釣ろうね。
そんな話をしながら、家へ帰りました。

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| 平凡だけど幸せな日 | 02:41 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

釣堀

東京に住んでいるころに、よく釣堀に行きました。
海や川と違ってお手軽で、とりあえず釣れるので楽しい。
近くにあるとんかつ屋の昼飯をかけて釣っていました。
よく釣った順に一平じいちゃん、魚しんさん、三平、ユリッペと位をつけていました^^;
釣れないのは、合わせがへたなのよりも、棚(ウキ下の長さ)が問題かも?
よく釣れている人の、ウキ下の長さを観察しないと。

| 和三郎 | 2008/01/06 15:41 | URL | ≫ EDIT

釣堀、結構面白いですね。正月なのに沢山人がいて、それも会社の仲間内とか地方から帰ってきた人達が「お年玉」をかけてワイワイ楽しんでいたのが、遠くから見てて微笑ましかったです。
いいっすよね、とんかつの昼飯。買って「ゴチ」になるんでしたら、そりゃあもう燃えますよね(笑)

そうそう、うちの人もウキ下の長さの事を言ってました。借りてきた竿の長さも丁度良かったみたいで。釣りは全くの素人なんで、これからぼちぼち楽しみたいなと思います。

あっそうそう。
うちは魚しんさんが好きでした。

| カオポン | 2008/01/07 17:36 | URL |

お久しぶりです。某サイトでお世話になっていたゆみです。
久々にブログを覗いてみたら、見覚えのある景色が・・・・(笑)
この釣堀、よくランチにきていました。
サイトを始めたころにやっていた職場がちょうどこの釣堀の道を挟んだ反対側だったので。
まだこの釣堀の近所には住んでいたりします。
じつはカオポンさんとご近所だったのかもしれませんねv

また来ますね

| ゆみ | 2008/02/19 22:49 | URL | ≫ EDIT

ゆみさんへ


こんにちは~ゆみさん!まぁ、なんてお久しぶり!でも、お声をかけて下さって凄く嬉しいです。
この釣堀を御存知とは(笑)。
けっこう穴場と言うか、こんなところに釣堀か?!って感じですよね。
釣堀の中にある喫茶店、凄く気になっているのに、元旦と二日はお休みでした。あそこの喫茶店は何か美味しいメニューがあるのかしら?女性が釣りをすると、喫茶サービス券をもらえるということで、帰りに一枚頂いてきました。暖かくなったら、もう一度行ってみたいなあと思います。
ゆみさんはあの辺りにお住まいと言う事で。
そっかぁ(笑)。じゃあ、今度釣りに行く時に声かけさせて下さいねv

| カオポン | 2008/02/20 22:51 | URL |















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