カフェ番長

カフェ番長「カオポン」の、珈琲と喫茶店日記。 時には鞄を作ったり、ジャズを歌ったり。 手作りの暮らしを楽しんでます。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

旅日記 その1

azumino.jpg

8月のお盆の間は白馬へ行こう。
この数年、これが我が家の一番の楽しみです。2年前から向こうで二泊するようにしてからは、ますますこの旅行が楽しくなりました。
家からは随分遠いところです。下道を走るので6時間ぐらいかかります。

hakubanisiki.jpg


どんどん変わっていく景色を眺めながらの運転なので、ちっとも飽きないのだけど、やっぱり疲れますね。
だから、ちょっと走っては眺めの良いところでカメラのシャッターを押したり

soba1.jpg

途中でお蕎麦を食べたり。
二年前に偶然見つけた蕎麦屋さんは、山の中の奥まったところにありました。
地図で探してもなかなか見つけにくい場所。
その時の記憶を頼りに、何度も道を変えながらやっと辿り着いた時は、凄く嬉しかったなあ。

turuturu.jpg

そうそう。
中津川から塩尻まで100キロ程の山道をゆっくり走っていくと、道沿いの地酒の看板が出てくるのね。
まずは、「中乗さん」「七笑」「木曾のかけはし」。もうね、中乗さんの看板を見ただけで、頭の中には「きーそーのーなーあ。なかのりさーん、きーそーの御嶽山はー」って、木曾節が流れてきちゃう。
ああ、名古屋から離れたなあ、旅してるなあって気分になるね。

そして木曽福島のあたりでは、地酒の看板のほかにも「木曾漆器」とか「お六櫛」の文字が目に飛び込んでくるのね。
10年以上も前に木曾福島で見つけた和櫛。あれはとてもよいです。

kougeihin.jpg

うちのひとは、もっと櫛先が細かいのが良いって言うけれど、繊細になればなるほど高くなるのだよー。
買った時の所持金がそんなになかったこともあって、一番安いものをもっているけど、
髪をとかすには、これぐらいでも十分。旅先にでも持ち歩いています。

ちなみに、お六櫛については、こちらのサイトを御覧になると良いですよ。
1つは和櫛を持っていると良いですよ~。

「木曾のお六櫛」

「お六櫛本舗」

他には木曾漆器。去年の記事にも書いたけれど、我が家の弁当箱は木曾檜で作っためんぱです。
gomokuhijiki.jpg

これもプラスチック製の弁当箱と比べると物凄く高いのですが、
10年経っても使える。使えば、使うほど味がでてくる。
そんな弁当箱です。家には4つありますけど、全部フル稼働です。

この日も木曾町の漆の工芸館に立ち寄って地元の物産や工芸品を見てきました。
地酒の蔵元さんが来ていて、冷やした甘酒を頂いたり、
漆器を眺めたり。

中仙道沿いに贄川小学校と言う学校が見えます。車で走っていても一際目立つその建物の外観。
とても美しい木造の学校です。
注目すべきは、ここの小学校の給食に使われる食器は全て漆器と言う事。
その一式が展示されていましたが、こんな美しい食器を使っているのかと感動しました。
ただ残念なのは、この学校は平成19年に廃校になってしまったこと。
木造の校舎はその10年前に作られたばかりで、今でもぴかぴかです。
過疎化が進んだ故の結末だと思うのですが、寂しいですね。

今はどう再利用されているのかな……と気になっていたのですが、
信州リハビリテーション専門学校と言う学校に変わっていました。
高齢化が進む近年、この美しい環境の中で介護医療を学ぶ学生さんが増えると良いなあ。

ちなみに、小学校で使用されていた給食用食器は工芸館で購入することもできるそうです。
どれも日常使いができる、良い形のものばかり。
一式で3万円ぐらいだったかな。どうしよう。ちょっとドキドキする値段だけど、家にあったら絶対に
大活躍してくれそうなものなのだけど。
来年、ここを通ったら、もういちど考えてみよう。それまでに貯金箱に小銭を貯めてと。

途中で大町にある「お酒の博物館」へ寄って
地元の酒蔵さんからきりっと冷えた大吟醸を試飲させてもらったり

oomati.jpg

地元のサイダーを飲んだりしたのだけど、

とにかく暑い。

名古屋からだいぶ離れた所に来たけれど、いっこうに汗がひかないのです。
車で走ること10時間。(道草した時間も含めて)
夕方前に白馬に到着した頃に、ようやく涼しさを感じました。

今年で6度目になる白馬の旅。宿泊先も同じ所。みねかたスキー場の近くにある、小さな小さなホテルです。
このホテルで出される御飯を食べると、物凄く元気になります。
とにかく気楽。自分の家みたいに寛げます。
着慣れた服で、普通のメイクで(私は殆ど化粧をしないです)
普通の言葉で、何1つ着飾ることなく。
ご主人も奥様もみんなみんな優しくて、「おかえりー」と迎えにきてくれます。
だから、「ただいま」です。
私たちにとっては峠の我が家です。

はじめていった時は、どこにあるのかわからなくて随分道を迷ったけれど、今はもう大丈夫。
八方や白馬47のある方角とは反対の方にあって、
こちらはちょっと寂しいくらい静かです。小洒落たペンションもカフェもありません。
みねかたのスキー場は夏草でぼーぼーです。
だけど、こんな静かな所なのに、峠の我が家にはお客さんが絶えません。
あそこで頂くお料理を一口でも口にしたら、たちまちのうちに虜になってしまいます。

車を停めて、やっと着いたぞーと背筋を伸ばしたら、オーナー御夫妻のお嬢様が
「きゃーー」って凄いテンション高く迎えてくれました。
私もきゃっきゃっしながらご挨拶。そしてすぐに気付いたのがお嬢様の腕の中にいる小さな子。
そっか。
去年の今頃はお腹がぱんぱんにはちきれそうなばかりに膨らんでいたのに。
この秋で一歳の誕生日を迎えるその子は
おめめのくりくりとした、とても愛嬌のある男の子でした。

荷物を部屋に運んで、しばらくぼーっとしていると、峰の向こうに陽は落ちています。


kosumosu.jpg
himawarisou.jpg


なにやら外が賑やかなので出てみると

tukimisou.jpg

みんな、お庭の花壇に集まってる。
あ、そう言えば、去年もこんなふうに眺めてた。
月見草の花が開くのを、ぱっと音をたてて一瞬のうちに花が開くのを
子どもの様にわくわくした気持ちで待ち構えてる。

もうピークは過ぎたのかな、今年はあまりつぼみが無いねえなんて話しをしていたら

tukimisou2.jpg

「そんなことはありませんよー」と言いたげに
ぽわっと目の前で黄色い花が咲きました。

聞こえてくるのは、虫の音と花が咲き開く時の音だけ。
ああ、こういう音ってなかなか耳にすることができないね。
みんなでしばし花の開いていく様子を眺めているうちに、あたりはどんどん暗くなっていきます。

もうすぐ夜だな。そんなことを思いながら空を眺めたら

akinoiro.jpg

空はこんなに紫色。
コスモスの花の色とそれは良く似ていて。

昼間はあんなに暑い暑いと思っていたのに
もう、秋なんだなあってちょっとセンチな気持ちになりました。







スポンサーサイト

| 旅スケッチ・センチな旅 | 11:11 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。