カフェ番長

カフェ番長「カオポン」の、珈琲と喫茶店日記。 時には鞄を作ったり、ジャズを歌ったり。 手作りの暮らしを楽しんでます。

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寿司飯

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仕事の帰りに義母ちゃんの家に寄って、父ちゃんのお仏壇に手を合わせてきました。
ちなみにぶーちゃんは連日深夜残業です。
ぱぱっとお参りをすませると、母ちゃんが「アンタ、寿司食うか?」と。
「すまん、いらん。今日、おひるごはん食べれんかったもんで、さっき喫茶店で食べたばっかりだて。
母ちゃん食べやあ、いいがね」
と、嫁の私はいつもの如くズケズケと断ります。

けれど母ちゃんは少しも顔色を変えずに、大きな菓子盆を私に差し出してくる。
「じゃあ、明日食べればいいじゃん」
「はっ?」
「アンタ、いっそがしいのに来てくれるって言うからさあ、なーんか食わせたろって思って、ちらし寿司作ってさー」
「おおーーー食べる食べるー。うちの人に食べさせるわー」
母ちゃんはにこにこ。
「もう、5年ぐらい(まともにご飯を)作らんかったからね……」


父ちゃんが倒れるまでは、時々「でかすぎるギョーザ」とか
「歯ごたえがやわらかすぎる寿司飯」とか、「のびのびな、にゅーめん」とか、
息子はちっとも喜ばない、けれど嫁は喜んでガツガツ食べる飯を作ってくれていました。
父ちゃんが逝って一人になってからは、人のために何かを作ることは本当に無かった様な。

「あのさ母さん、この寿司飯って」
「皆まで言わんでええ」

やっぱり、やわらかすぎる寿司飯なんだろうなあ。
まあ、残業続きのぶーちゃんにはちょうど胃に優しいと思うのよ。

寿司飯がいっぱいに詰まった菓子盆と、敬老会でもらったお茶、
店員に薦められるままに買ったと言うワインを二本。
土産にもらって家路に着きました。

今日は良い命日です。


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